まだ暗いので、どこから太陽が出てくるのか全く予想がつかない。
ただ、人がたくさんいるから、ここで見られないことはない、はず。
待っている間、両隣のカップルは「寒い寒〜い」を連発。
そりゃそうだろ、、こんな早朝に。
また、カップルの女の子のほうには親から携帯に電話が入り、
「寒いからもう帰ってきなさい」
と言われていたらしい(笑)
「まだ太陽が出ないから帰れないよー」と反論する娘。
全くその通りだ。
それ以前の問題として、
寒くて途中で帰らせるくらいなら、そもそも娘を家から出すな、と言いたい。
さて、6時45分くらいになり、徐々に太陽が出てきそうな位置が分かってくる。
(太陽の出そうなところが、明るく輝いてくるからです)
その結果、私の見ている位置からは、あるビルが邪魔になって見えない可能性が
80%以上であることが判明。
その頃には、私の後ろには既に2重3重の人垣が。
隣のカップルも、
「あのビルを撤去する署名運動をやろう」
と笑っていた。
このまま、日の出の予想時刻 6時50分を迎えた。
どうやら、ここで待っていても見えなそう。
1時間前から待って確保していたポールポジションを明け渡し、ほかの場所へ
探しに行くことにした。
5分ほど歩くと、それは簡単に見つかった。
ビルもないから、地平線(みたいなもの)も見渡せるし、驚いたことに人がほとんどいない。
これぞ本当の 「隠れスポット」。
近くには、何人かのカメラマンがいるだけ。 カップルの数はなぜか、ゼロ。
そこで待つこと1分。
その瞬間、遠くから歓声が起こった。
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